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冨田成輝 市長

国宝を生み出した美濃桃山陶の聖地を整備
日本のものづくりの原点が感じられる場所に

日本の陶器史におけるルネッサンスの謎が解明される

―― 「美濃桃山陶の聖地」(大萱古窯跡群)に関する調査が進んでいるようですね。

冨田市長 はい。調査も4年目を迎えました。牟田洞古窯、窯下古窯、弥七田古窯を順に調査して、試掘調査を終える予定です。これらの窯跡については、これまでちゃんとした調査は行われていません。志野は瀬戸で焼かれていたと思われていたのですが、荒川豊蔵さんが昭和5年に桃山期の志野の筍絵の陶片を発見して、窯業の歴史を大きく変えました。荒川さんは、牟田洞古窯のあるこの大萱地区に移り住んで大切にしてきたため、当時の環境がそのままに守られてきました。
開発により壊れてしまうことが往々にしてあるのですが、荒川さんの功績により、建物が建つこともなく、幸いにも現代まで残されてきました。400年以上前の姿がほとんどそのままで残されていますから、今回の調査により日本の陶器史上におけるルネッサンスの、ベールに包まれていた部分が解明されるのではないかと各方面から大きな期待が寄せられていますし、私も期待しているところです。

保存禁止

―― 今後の調査結果の報告が待ち遠しいですね。

冨田市長 はい。私は専門家ではありませんが、日本の陶器の歴史上では、志野で焼きものがガラッと変わりました。下絵が描けるようになり、芸術性も非常に高まり、茶道でもステータスの高いものとして使われるようになりました。そして、牟田洞古窯で焼かれた「卯花墻」は作者不明にもかかわらず、本阿弥光悦が作った白楽茶碗と並び、国産の茶碗として2つしかない国宝に指定されています。しかも、志野は政権が変わったことから、非常に短期間のみの制作で終わっています。茶道具は、時の為政者であった織田信長や豊臣秀吉によって、ステータスを示す道具として使われました。しかし、安土桃山時代の終わりとともに、わずか20年ほど作られただけで姿を消したのです。そんな志野の歴史の一端でも解明することができたら、大変うれしいですね。

荒川氏が暮らし、作陶に没頭した当時の雰囲気を再現

―― 調査後はどのように整備していく予定ですか?

冨田市長 荒川豊蔵資料館は、寄贈いただいた後に改修してリニューアルオープンし、多くの方に見学していただいていますが、それ以外の場所は老朽化している部分もありますので、立ち入り禁止にしています。荒川さんの居宅や陶房、作業場、窯などを修理して昔に戻し、荒川さんが手を入れたせせらぎも修復して、荒川さんが暮らしていた当時の雰囲気を再現して見ていただけるように整備していきたいと考えています。
大事なことは、牟田洞古窯には実際に茶碗が作られた「本物の姿」が残っているということですから、過度に手を加えないことが重要です。当時の空気が残る本物にふれることで、その素晴らしさを肌で感じていただくことができると思います。その上で、地元の食材を使った料理を味わってもらったり、お茶を飲んでいただくような仕掛けづくりも必要だと考えています。古窯跡そのものの整備については、荒川さんの足跡とは切り離し、よく議論しながら計画を立てていきます。

―― 改めて、美濃桃山陶の聖地とは、どういう存在なのでしょうか?

冨田市長 私は、日本のものづくりの原点だと考えます。自然と共生しながら、素材はすべてそこにあるものを利用して、一つひとつ丁寧に作りながらも新しい芸術性を加えています。それは、400年前に作ったとは思えないデザインで、実用性、芸術性に優れています。これまでにない、まったく新しいデザインを生み出した先人の素晴らしさを知ってもらうという意味では、国内でも多くは残っていない場所だと思います。感じることの多い場所ですから、芸術やものづくりを目指す若い人たちに、ぜひ訪れてほしいと思います。

―― 美濃桃山陶の聖地ということで、ソフト面ではどんな取り組みが行われていますか?

冨田市長 例えば、可児市茶道連盟の協力をいただいて、学校で茶の湯体験を実施しています。小学1年生の子どもたちだと、多くはお茶を飲んだことも和菓子を食べたこともないと思います。中には、苦くて飲めない子もいます。周りの子どもたちが「頑張れ」と応援し、飲みきることができたら拍手が起きます。本来の茶道とは違うのでしょうが、そうした経験の中でお茶に興味を持ち、お茶のサークルに入る子も増えています。お茶に興味を持てば、着物や茶碗、花、ひいては日本の文化に興味を持ちます。その中で、自然に礼儀作法や思いやりが育まれます。そうした子どもたちが少しでも増えていけば、うれしく思います。

ちょっとした楽しみもプラスして、
支え合いと地域経済の活性化を目指すKマネー事業

―― 話題は変わりまして、Kマネー事業を実施していますが、どういうものですか?

冨田市長 3年間のモデル事業としてスタートして、現在2年目を迎えています。少子高齢化が進む中、行政だけでサービスを提供することは難しくなります。地域の支え合いの仕組みづくりと地域経済の活性化を目的に、地域みんなでボランティアを応援し、ボランティア活動で貯まったポイントをKマネーに交換し、市内の協力店で買い物ができるというものです。ボランティアをしてくれた方にポイントをつけて、ちょっとした楽しみを感じてもらうとともに、市内のお店には、商品を買ってもらえるよう知恵を出してもらい、市内経済の活性化につなげるというものです。

―― 2年目を迎えたということですが、事業の進捗状況はいかかですか?

冨田市長 ボランティアの登録者は340人から841人に増えましたし、協力店も200店舗から389店舗に増えました。ボランティアの登録者からは「活動を認めてもらえた感じがします」「ボランティアをやりたいと思っても、どう動いてよいかわかりませんでしたが、良いきっかけになりました」といった声が寄せられています。登録者は高齢者が多いですが、可児高校の生徒さんも自主的に参加し、キッズクラブなどで指導してくれています。店舗も「売り上げが上がった」というお店も出てきて、おおむね良好に推移していると思います。
7月1日からは、地域で高齢者を支えるボランティア、宅老所、買い物支援などの拠点を作る施設改修や活動経費に対する補助制度もスタートさせました。地域全体で高齢者を支え、子どもを育てていく。それが当たり前だという支え合いの文化を根付かせるようなチャレンジを、これからも続けていきたいと思います。

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面積:87.57km2
人口:101,414人(平成28年10月4日現在)
市の木:クロマツ
市の花:サツキ、バラ

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