山県市役所

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山県市市長

林 宏優 市長

子育て支援施策をさらに充実。
持続可能なまちづくりを目指し
カーボン・マイナス・シティ宣言も行う

楽しみながら脱炭素への理解を深める

―― 子育て支援施策について教えてください。

林市長 私自身、従来から子育ては非常に大切な施策だと考えています。国が3歳~5歳児までの保育料を無料にして5年目だと思いますが、当市は8年前から始めています。今年は合併して20年になりますが、子どもの生まれる数が2分の1になっています。そうしたことからも積極的な子育て施策を進めていきたいと考えています。

今年の事業としては、0歳から保育料無償化を実施しました。当市は従来から副食費はいただいていませんので、食べることについては0歳から中学校を卒業するまで無償化です。これは当市の基本的な政策として今後も続けていきたいと考えています。特徴的なのが「赤ちゃんほほえみ応援金」です。従来、第一子と第二子は10万円、第三子には20万円の応援金を出していたのですが、国や県も新しく制度を作りました。そこで当市は、第三子からスタートするのですが、第三子に10万円、第四子に30万円、第五子に70万円、第六子に150万円、第七子に310万円支給します。それぞれに県から10万円の支給がありますので、第三子から順に20万円、40万円、80万円、160万円、320万円と倍々に増えていくことになります。また、「ベビー用品応援事業」は、乳児1人に対して4万円を支給します。

山県市市長対談

―― 脱炭素関連事業について教えてください。

林市長 昨年6月にカーボンニュートラルではなく、カーボン・マイナス・シティ宣言を行いました。その後、世界気候エネルギー首長誓約があり、当市は県内で初めて署名しました。今年度からは環境省の脱炭素重点対策実施地域の指定を受けることができましたので、今年度から6年間にわたって脱炭素政策を進めていきます。

昨年度は宅配ボックスを各家庭に配布しました。市内の約25%にあたる希望世帯に約2,600個配布させていただきました。今年6月には宅配事業者が統計をとったところ、再配達率が32%減少しています。宅配事業者からは「市内の4分の1に宅配ボックスが配布された自治体は知らない」という話も聞いていますし、再配達率が下がったという目に見える効果を示したという意味でも脱炭素に向けた取り組みが一歩進んだと考えています。今年中には脱炭素をさらに進める民間の出資による会社も立ち上げる予定ですので、積極的に進めていきたいと考えています。

―― 脱炭素関連事業については、様々なイベントも開催されているようですね。

林市長 市民に理解していただくということで、間伐材を活用した木工教室、SDGsや脱炭素を身近に体験できるクイズ大会、太陽光パネルや手動発電機を使った実験ブースなどを昨年から実施していて、今年も9月に「サステナブル山県vol.2」を開催しました。

―― 楽しみながら脱炭素について学べるというのはいいですね。

林市長 はい。去年、私の孫娘が小学校低学年なのに、「ママ、これがSDGsなんだね」と話していて、小学校低学年の子どもがSDGsという言葉を使うことにびっくりしました。学校とも一体的になって、SDGsについて教えていることを改めて実感しました。

統廃合をしない「山県方式」の教育システム

―― 山県学園構想(山県方式)について教えてください。

林市長 全国的に子どもの数が減ってきて、全国的に学校の統廃合が進められており、当市も同様の傾向にあります。ただ、学校は地域コミュニティにとって大切な存在です。また、従来の学校の適正規模の考え方は学校や学級の人数を増やすことで教育効果を高めようとする行政側の意図が主たるものでした。しかし、子どもにとっての学校の適正規模は一人一人異なるものです。そこで、小規模小学校の児童がスクールバスを利用して移動し、英語や音楽、図工、体育などの合同授業を行うことによって、専門の先生による授業を受けることを進めていきます。県内では学校の統廃合が進められていますが、当市は「地域の中の学校」という意味を大切に、現状を生かした中での教育の質の保障を第一に考えながら子どもの支援を進めていきたいと考えています。

―― そうなると学校は減らさないということですか?

林市長 はい、現段階では学校は減らしません。統合すると、どうしても先生の数が減ります。各地域では小中一貫校への移行も進んでいますが、小学校の先生の数もしっかり確保しながら、教科によっては近隣校へ移動して、子どもたちが大きな集団で学ぶ機会の確保と、小さな集団での、よりきめ細かな指導を充実させていきたいと思います。

―― すでに保護者からの意見などはあるのですか?

林市長 「ほかの学校との交流が増えるのがよい。教科担任制の授業を受けられることはよい。中学校に進むとメンバーも変わるが、事前に交流の機会が増えることは進学に対する不安が解消される。」という声を聞きます。保護者の皆さんからすると、現在の学校を維持するという前提の下に進めていきますので、安心感があると思います。

幻想的な風景が美しい「円原川」

―― ほかに話題はありますか?

林市長 この4年間で私自身、2回がんになりました。たまたま、定期検診で見つかって早期発見だったことから完治しています。市民の皆様にも早期発見をしていただこうという思いから、特定健診を無料化にしました。特定健診については、全国的に30~40%程の受診率にとどまっていて、受診される方が少ないです。私自身、がんになりましたが、がんも早期発見が大切なので、40歳、45歳、50歳、55歳の方に胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの5つをすべて無料で検診していただけるようにしました。検診は習慣づけることが大切なので、無料にすることをPRしながら意識を高めていただきたいと思っています。

―― 話題は変わりまして観光関連についてはいかがですか?
体験農園みとか 外観
体験農園みとか 外観
体験農園みとか 内観
体験農園みとか 内観
いちごハウス
いちごハウス
いちごハウス
いちごハウス

林市長 北部地域の「円原川」へ撮影に訪れる方が非常に増えました。数年前に写真家の方が撮影して全国で写真展を開催して以降、観光客が年々増えています。特に夏場の早朝、川霧に朝陽が差し込んだときに見られる「光芒」がとてもキレイだということで、朝訪れる方が非常に多いです。食の関連では「体験農園みとか」の人気が高いです。当市の休耕田を活用した民設民営の農園で、新たな地域活性化が期待される拠点施設です。季節ごとにいちごやぶどう、さつまいも、ブルーベリーの収穫体験が楽しめますし、隣接するmitocafe(ミトカフェ)では新鮮なフルーツを使ったスイーツを味わうことができます。ほかにも神崎地区にある昔の小学校の給食室を活用した農家レストラン「おんせぇよぉ~」は地元の食材を利用した家庭料理が味わえますし、「てんこもり農産物直売所」も地元の素材を生かした料理が楽しめますので、ぜひ一度足を運んでください。

舟伏の里へ おんせぇよぉ~ 写真提供:山口晋一
舟伏の里へ おんせぇよぉ~ 写真提供:山口晋一
舟伏の里へ おんせぇよぉ~ 写真提供:山口晋一
舟伏の里へ おんせぇよぉ~ 写真提供:山口晋一
てんこもり農産物直売所 外観
てんこもり農産物直売所 外観
んこもり農産物直売所 四季彩ランチ
てんこもり農産物直売所 四季彩ランチ
てんこもり農産物直売所 早矢仕ライス
てんこもり農産物直売所 早矢仕ライス
てんこもり農産物直売所 店内
てんこもり農産物直売所 店内

 

山県市の情報

面積:221.98㎢
人口:25,296人(令和5年10月1日)
市の木:栗
市の花:ききょう

名所・旧跡・観光

伊自良湖
明智光秀公の墓
四国山香りの森公園
白山神社(拝殿は国の重要文化財)
円原川の伏流水
九合の洞窟
山県市ふるさと栗まつり
みやま川祭り
いじら湖桜まつり

隣接する自治体

岐阜市|関市|本巣市

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